盾と矛は ふたつでワンセット


20代の頃
散々不摂生して
病院に通いまくった時代があった

皮膚科に内科、整形外科に呼吸器科
耳鼻咽喉科、泌尿器科、婦人科、心療内科…

処方された薬で副作用が出て
報告に行ったら、
クレームと思われて、スゴい剣幕で
子供も飲んでる薬なのに副作用があるはずがない!とドヤされた。。

それ以来、医者不信を覚えたけど

それがキッカケということもなく

美容師からの転職を考えていた頃に
ボディワークや心理セラピーをやりたいという思いが芽生えて
アーユルヴェーダと出会うこととなり
導かれるように学び
サロンを始めることになった。
 
自然療法の知恵を得て
以前の無知さが不調を生んだことに気づくも
そこで、より薬の恐ろしさも知り
現代医学と伝承医学の違いから
フツフツと現代医学への敵対心が湧いてきた時期があった。
 
 
けれど、その否定の時期を経て
今思うのです。
 
 
カラーやパーマの薬は
髪に良いものでないにせよ
オシャレを選ぶには必要とされ

農薬や添加物は
身体に良いものではないにせよ
見た目や便利を選ぶには必要とされ

薬は
身体に良いものではないにせよ
症状を抑えたいから必要とされる

必要とされるから生まれ
選ぶ人がいるからあり続ける。

 
化学兵器というものも
はじめは、
誰かが必要とする誰かへ
誰かが誰かの為にという
善意の思いから生まれたんではなかろうか。
 
 
ともすれば、
何が正義で何が悪かだなんて
片一方の存在だけでは決められるものでないのであろう。

ともなれば、
正義も悪もない世界から
正義と悪を生み出しているのは誰なのだろう?
 
 
不調和を選びながら
調和を訴え

不完全があるとは認めず
完全を求め

悪を作り出し
正義だと戦う
 
それこそが、
矛盾を生んでいるということではないだろうか。
 
 
この世は、
対極にできている

片側だけの世界ならば
もう片側を知ることはない

片側があるから
両側があると知れ

太極があると分かる

両者の立場というものを知れた時に
はじめて交わるという選択ができるのではないだろうか。
  
  
そこで、
世界は自分の見方次第で変わると理解できるのではないだろうか。
 
 
世を変えるということは
自分を変えるということ

自分が変わるということは
世が変わるということ
 
 
両極を理解することで
中心(無極)を知れば
争いのない選択をできるのであろう
 
 
全ては自分の内側にあるということに
目を向けられるのだろう。


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